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ご依頼にあたってお願いしたいこと

 

 CROSSINGBORDERSはその活動全般を通して「言葉と領域を超えた幸せな未来創り」を目指しているところ、業務を巡ってのトラブルは極力避けたいところです。

 

そこで本日は、当事務所の業務、報酬額の設定に対する考え方についてお伝えします。ご相談、業務依頼の際の参考にしていただき、納得のうえでご利用いただけますと嬉しく思います。

 

 


  

 

「とにかく早くやって!」

「高い!もっと安くならない?」

「なんでもいいからビザとって!」

 

多くのご相談を受けていると、このような切実なお声をいただくことがあります。期限が迫っている、経済的な問題を抱えている等の大変な状況の中で「とにかくなんとかしてほしい!」というお気持ちはよくわかります。

 

しかし、ビザ(=在留資格)は法律に従って申請した後、入管の審査を経て許可されるものですし、専門家のノウハウと時間はタダではありません。また、何もないところから書類を作り出すこともできません。

 

 

1.当事務所ではまず、業務受諾前の事前相談に力を入れています。

 

  • ご相談内容を伺い、
  • 必要な情報をご提供いただき、
  • この先どうしたいのかというご希望を伺い、
  • 進めることができると当事務所が判断し、
  • お客様がご納得いただけましたら

 

全力でサポートいたします。どんなお力になりたくても、このステップを省略して先に進むことはお客様と当事務所双方のリスクにしかならないと考えています。

 

 

2.次に当事務所が重視するのは信頼と協力関係です。ここでの信頼関係というのは人間的な魅力や友人知人ネットワークと繋がっているか否かということに留まらず、正確な情報のご提供をいただけるか、ということを含みます。

 

  • 「これを言ったらマイナスになるかな?」
  • 「これはこの件とは関係がないから言わなくてもいいよね。」
  • 「これを見せるのはちょっと恥ずかしい。」

 

このようなお気持ちもとてもよくわかりますが、当事務所が「知らない」ということ、「何かあるのか?」と思ってしまうことが結果としてかえってマイナスに働いてしまうことがあるということを、これまでの経験上知っています。

 

当事務所の行政書士は業務上の守秘義務がありますし、どのような考え方をするのか、何を目指しているのか等の発信にも努めています。お客様と当事務所双方が互いに理解しあい、丁寧なやり取りを通して申請の準備を進めることがよい結果に結びつくと信じています。

 

 

3.最後に、報酬についてです。大前提として、当事務所ではいわゆる「成功報酬制」はとっていません。その理由は、許可を得る自信がないからではなく、反対に、より良い結果(=ビザ取得後も含めたお客様の今後の人生設計)を探るための事前相談に力を入れているからです。

 

上記1.の通り、事前相談の過程で調べたり、問い合わせたり、確認したり、といった作業が発生し、そこで得られた情報はお客様にフィードバックしています。従って、この部分については時間とノウハウのご提供という意味でご請求をさせていただきます。

 

そして、事前相談を経て例えば「在留資格変更許可申請」をご依頼いただいた場合、お渡しする入管提出書類一覧に従ってお客様に書類を集めていただき、それをもとに申請書・理由書を当事務所で作成しますが、これが在留資格「経営管理」であった場合、事業計画書等の作成に際してのベースとなるものは大まかなもので構いませんのでお客様の方でご用意いただきます。それにもかかわらず、「不許可になっても支払った報酬を返金しないのはおかしい!」とお考えのお客様もいらっしゃるかもしれません。

 

このようなお考えに対しては、「何もないところから当事務所で申請書類を作成することはできない」とご説明しています。在留資格はお客様のもの、これまでの学歴・職歴、今後の日本での活動、活動場所やその目的・理由はお客様の唯一無二のものであり、仮に当事務所で創作したとして仮にそれで許可されてしまったとしても、その先が明るいものになるとは思えません。このような中、当事務所が精一杯お力になれることは、いただいた情報やアイディアをいかに申請書類、理由書、事業計画書等にわかりやすく落とし込んでいくか、お客様の想いを入管審査官に伝えるか、というところになります。そしてこの部分も、時間とノウハウのご提供となりますので不許可であったとしてもご返金はできかねます。

 

 このように、ご依頼いただいた事案に対しては万全の姿勢で臨みますが100%の結果をお約束することはできませんし、ご返金もできません。その分、可能な限りのアフターフォローサービスをご提供しています。詳しくは 業務の流れ 内の《アフターフォロー》をご参照ください。

 

繰り返しになりますが上記1.の事前相談の段階でしっかりと方向性を定めることが報酬面でもとても重要です。「少しでもお安く!」というご要望に対しては、

 

  • 相談業務として必要な時のみサポート、書類作成と申請書類提出はお客様ご自身で行っていただく
  • 書類作成のみをお受けしてお客様ご自身で申請に行っていただく

 

等の方法もあります。相談に関しましては初回の相談は無料、その後のメール・電話相談等はタイムチャージ制となります。書類の確認、入管問い合わせ等各種調査もタイムチャージにて対応可能です。

 

「在留資格変更許可申請」等の申請取次業務のご依頼は1件毎に報酬額を設定しています。初回無料相談を超えてのご相談は含みませんので、数回の相談を経てご依頼に至らなかった場合はタイムチャージ分のご請求をさせていただきます。

 

CROSSINGBORDERS国際法務行政書士事務所は 報酬額表 を公開しています。ご参照いただき、ご不明点がありましたら相談時にお問い合わせください。なお、当事務所では「この方法でご依頼いただくとお得ですよ!」といったセールスは行っていません。ご相談内容とお客様ご自身の「どうしたい?」「こうしたい!」を最重要視します。

 

  

以上のような「当事務所の考え方」を知っていただき、ご納得いただいたうえでお客様の安全・安心な在留の一助となれればとても嬉しく思います。